c02エラーがでる意外な原因。日立製ドラム式洗濯機BD-SV110B | 大田区での分解掃除事例
大田区大森北の住宅街にて、日立の人気ドラム式洗濯機「BD-SV110B」をお使いの方から、「C02エラーが頻発するようになった」というご相談を受けました。
日立の取扱説明書によると、C02エラーは本来「排水異常(水がうまく流れない)」を示します。しかし、今回のケースを詳しく調査したところ、単なる排水口やフィルターの詰まりではなく、「乾燥経路の奥に蓄積したホコリや綿ボコリが原因で、排水や内部のエアバランスに異常をきたしていた」という意外なトラブルでした。
今回は、大森北の現場で実際にどのように原因を突き止め、分解掃除によってエラーを解決したのか、その手順とポイントを詳しく解説します。
1. 症状の確認:C02エラーが出るのに「排水口」は綺麗?
依頼者のお宅では、洗濯〜乾燥運転を回すと、最終盤の乾燥工程中に「ピーピピ」という警告音とともに【C02】が点滅。
一般的な対処法をひと通り試されていました。
・糸くずフィルターの掃除(毎回ゴミを取っている)
・本体下部の排水フィルターの清掃
・洗濯機下の排水口および排水トラップの掃除(業者や自分で清掃済み)
これらを済ませてもエラーが再発するため、「もしかして基盤の故障や、高額な修理が必要なのでは…」と不安になられていました。
2. 原因の特定:乾燥経路の「隠れホコリ詰まり」
日立のドラム式洗濯機(BD-SV110Bなど)は、ヒートリサイクル乾燥方式などを採用しており、乾燥時に発生する細かい綿ボコリが、どれほど普段のお手入れを頑張っていても、ダクトや内部の除湿・排水経路の隙間に少しずつ蓄積していきます。
今回のケースでは、
1.長年の使用により、乾燥風路の内部やドレン(結露水・水分)の通り道に大量のホコリがヘドロ状に固着。
2.本来、乾燥時や排水時に抜けるべき空気や水分の抜け道が塞がれたことで、気圧や水流のセンサーが誤作動を起こし、システム上「C02(排水・水位異常)」としてエラーを吐き出していた。
これが真相でした。これを解決するためには、外側からの掃除ではなく、本体上部や内部のカバーを外し、乾燥経路を直接分解掃除する必要がありました。
3. 実践!分解掃除の手順(※作業時は必ず電源プラグを抜き、安全を確保してください)
大森北の現場で行った、実際の分解・清掃の流れです。
ステップ①:上部および背面パネルの取り外し
まずは本体の天板(トッププレート)、前面のカバーを外していきます。
・準備する工具: プラスドライバー、軍手、ハンディ掃除機、タオル
・ネジの位置を確認しながら、慎重にパネル類を取り外すと、洗濯機の上部から内部にかけて、巨大なダクト(乾燥経路)やチューブが見えてきます。
【分解が完了した状態】
ステップ②:乾燥ダクト・風路の解放
BD-SV110Bの乾燥経路を辿っていくと、乾燥フィルターの奥からファン、そして洗濯槽へと繋がる蛇腹状のダクトや接続部分があります。
ネジや固定バンドを緩め、ダクトを取り外します。
・【閲覧注意】 ダクトの内部を覗くと、柔軟剤の香りをまとったグレーの綿ボコリが、湿気と混ざり合ってカチカチのフェルト状になり、経路を半分以上塞いでいました。これが排水や空気の流れを阻害していた元凶です。
【洗浄前の乾燥ダクト】
ステップ③:内部経路の徹底洗浄
取り外したダクトやパーツは、お風呂場に持ち込み、古歯ブラシやブラシを使って水洗いをします。
本体側に残った奥側の経路や、センサー周りに付着したホコリは、ピンセットや濡らしたウエス、小型のブラシを使って丁寧に掻き出しました。
【洗浄後の乾燥ダクト】
※この際、内部の配線や基盤、チューブを傷つけないよう細心の注意を払います。
ステップ④:組み上げと動作確認
綺麗に洗浄・乾燥させたパーツをもとの手順通りにしっかりと組み上げます。
ネジの締め忘れやコネクタの付け忘れがないか最終チェックを行います。
電源プラグを挿し、まずは「すすぎ・脱水」単体でエラーが出ないかテスト。その後、通常の「洗濯〜乾燥」コースを試運転させました。
結果、一度もC02エラーで止まることなく、最後までスムーズに乾燥まで完了するようになりました!
4. 大田区の環境と今後の予防策
大森北エリアはマンションや戸建てが密集しており、気密性の高い住宅では洗濯機周りの湿気がこもりやすい傾向があります。今回のトラブルを防ぐためには、以下の点に気を付けるのがおすすめです。
・乾燥フィルターは毎回、できれば爪先などを使わず優しく掃除する
・乾燥フィルターの奥にある「換気口や風路」も、月に1回はライトで照らしてホコリ溜まりがないかチェックする
・柔軟剤の入れすぎに注意する(柔軟剤の油分がホコリを固まりやすくする原因になります)
「フィルターを掃除してもC02エラーが消えない」「排水口は綺麗なのに止まる」という場合は、今回のような乾燥経路や内部ダクトのホコリ詰まりが隠れている可能性が非常に高いです。
無理にご自身で分解して復元できなくなるリスクを避けるため、もし不安な場合は専門のクリーニング業者や修理窓口に「乾燥経路の詰まり清掃」を依頼するのも確実な選択肢です。
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